YAMAHA GD-20 2001年製 インドローズ 良品

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楽器情報

YAMAHAは1966年、高級品の開発を目的にギター研究課が発足、1967年にはクラシックギター製作にあたりスペインの名工、エドアルド・フェレールを迎え、スペイン伝統の製法の技術指導を受けたとされています。1967年8月にYAMAHA GC-10、7、5、3が発売されました。1970年には台湾の高雄山葉が設立、その後世界規模の生産拠点として発展を遂げますが、2007年3月には営業を終了、インドネシアのYMMI製へ移管されていきます。中国製やインドネシア製と比較し、良質な技術を蓄積してきた高雄山葉時代のギターとなります。

特徴は十分な低音を有し軽やかに鳴る一本です。25年程経過するギターであり使用に伴う僅かな擦り傷、打ち傷、当て傷がありますが、修理歴は認めません。当時のYAMAHAギターにありがちな、白濁を呈しております。シラーの変色と思われる白濁は、バックを中心に全般的に生じております。その他は年式を考えると綺麗な状況です。高い演奏性並びに傷の少ない状況などから美品といえる状況ですが、白濁の状況を鑑み良品として出品いたします。また中古品やヴィンテージギターへのご理解がある方に使って頂きたく思います。

トップはスプルース単板、同価格帯の現在のトップ板から比べると年輪は緻密な個体です。ブリッジの剥がれはありません。塗装はウレタン塗装、僅かに打ち傷、弾き傷を認めますが、いずれも軽微であり年式を考慮すると綺麗な状況です。サイド並びにバックはローズウッド合板です。いずれもウレタンです。大きな傷はなく比較的綺麗な状況なものの、前述の白濁を認めます。指板の目立つ凹みはありません。フレットの減りは中古ですので8割残とします。音の詰まりはありません。ネックは捻れはなく極軽く順反、クラシックギターとしては最適な状況です。サドルの出代はまだ残っていますので、弦高はもう少し下げることができます。ペグはYAMAHAオリジナル、軸間35mm、スムーズに巻き上げます。