今井勇一 Y.J.-Ⅰ 1991年製 ハカランダ総単板 極美品

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楽器情報

今井勇一ギターは入手困難な日本の銘工として知られています。若くして中出輝明氏に師事、1971年に独立されています。現在の最高級グレードはLimitedになりますが、当時は本モデルとなるY.J.-Ⅰでした。国外への輸出も積極的に行い、受注生産となった現在では、国内屈指のルシアーであることは、ご存じのことと思います。力強く、深みと粘りのある音作りがステージでもその力を発揮する銘品です。今や国内外のトップギタリストにも愛用者の多い今井勇一氏のギターとなっています。

40年以上を経過しておりますが、ごく僅かな弾き傷、ハカランダ特有の変色を僅かに認める程度であり、年式を考慮すると極美品といえます。また割れの修理歴はありません。芯のある音は重量感があり、低音で重厚で力強く、高音は透明感のある艶やかな音色です。

トップは最上級のジャーマンスプルース、年輪は緻密な個体です。ブリッジの剥がれはありません。塗装はラッカー、傷は極僅かに認めますが、大変綺麗な状況です。バックはハカランダ単板、当時はツーピースのブックマッチで製作されています。最高級のハカランダが奢られております。サイドはハカランダ単板に内側にシープレス単板を貼り付けた二重構造、艶やかな音色に貢献しています。内部の仕上げも丁寧な仕事が行われています。指板に目立つ凹みはありません。フレットの減りは中古ですので9割残とします。音の詰まりはありません。ネックはエボニー芯が2本、美しい姿にも貢献しています。ネックはスペイン式、捻れはなく極軽度順反、クラッシクギターとしては最適な状況です。弦高は低めに設定されております。糸巻はGotoh、最良の巻き心地が提供されます。