楽器情報

世界的にも非常に評価の高い桜井正毅氏、1998年河野賢氏の没後は河野ギター製作所の代表取締役に就任、河野ギターの特徴や構造を活かしつつ、常に独自の工夫を凝らしたギターは、常に良い音質を追求しています。音響特性と日本の風土を考えた耐気候性の高さは、プロの演奏家の為の楽器です。

目立つ傷は認めず、年式も浅いため極上のコンディションと考えています。本モデルは桜井正毅の最上級モデル、Maestro-RFのメイプルとなっています。2002年に桜井正毅にて考案されたRF（Raised Finger board）は、画期的な操作性と歪のない高音域を実現した形となっています。主観になりますが、高音は透明感のある音色に加え、低音も重量感があり力強く出音が特徴です。

トップはスプルース、年輪は緻密な個体です。ブリッジの剥がれはありません。塗装はカシュー、鏡の様に美しいのが氏のギターの特徴となっています。極めて綺麗な状況です。サイドは割れ止めを認め単板、バックも同様の単板です。その仕上げも丁寧な仕事が行われています。塗装はカシューです。目立つ傷はありません。ヘッドの突板もメイプル、目立つ傷はなく、綺麗な状況です。指板に目立つ凹みはありません。フレットの減りは中古ですので9割残とします。音の詰まりはありません。1弦側は20フレットまで設けられています。ネックはオリジナルのRaised Finger boardとなっています。ネックは捻れはなく、ごく軽度順反でクラッシクギターとしては最適な状況です。エボニー芯が2本、美しい姿にも貢献しています。弦高は低めの設定となっており、演奏性に貢献しています。ペグはオリジナル、黒蝶貝ツマミ付きの高級糸巻きGOTOH510シリーズとなっています。ハードケースは輸送用とご理解ください。なお専用のRF用の高級なケースとなっています。