松岡良治 No.50 1973年製 ハカランダ 美品Sold Out
楽器情報
松岡良治氏は1954年創業、昭和のギターブームでは多くの量産品を製作されました。2012年他界、ご子息の利明氏に引き継がれましたが2014年には廃業されています。出品のギターはMシリーズの前のNo.を持つルシアー期に準ずるモデルです。1970年代前半の作品は、非常に評価が高いものと思います。50年以上経過し乾いた音が印象的であり、ハカランダの硬質な音も加わり、音量を伴う良く鳴るギターです。割れ止めがありますが、杢目の一致が不十分であり、ハカランダ単板ではなく合板として出品致します。出品の松岡良治 No.50 1973年製は当時の5万円の販売価格と思われいます。 この頃でも既に貴重品であったハカランダですが、YAMAHA GC-5では1971年まで、販売価格5万円でハカランダの単板が使われていました。5万円のギターであっても比較的高級な材料が使われており、ヴィンテージギターではありますが、即戦力で演奏可能な状況です。
使用に伴い弾き傷や打ち傷、塗装のスレや変色がありますが、年式を考えると良好な状況です。また、修理歴は認めず比較的使用感の少ない個体です。このため美品として出品します。
トップは米杉単板です。年輪は緻密な個体です。ブリッジはハカランダ、剥がれはありません。寄木で作られたロゼッタは、品格があります。塗装はウレタン、トップには弾き傷や打ち傷がありますが、軽微な範囲です。サイドはハカランダ、バックもハカランダ、特有の変色を伴いますが、年式を考慮すると良好な状況と思います。ヘッドの突板はハカランダと思われますが、変色を伴います。指板には目立つ凹みは認めません。フレットの減りは殆ど認めませんが、中古ですので9割残とします。音の詰まりはありません。ネックは捻れはなく、軽度順反を呈しています。ネックはスペイン式、エボニー芯が2本用いられています。弦高は標準的からやや低めの設定、サドルの出代の残量は少なく、弦高を下げることは難しい状況です。ペグはオリジナル、詳細は不明、軸間は35mm、やや硬さがありますが、正常にチューニングが可能です。
楽器名 | 松岡良治 No.50 |
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制作年 | 1973年 |
生産国 | 日本 |
弦長 | 650mm |
指幅 | 52~62mm |
胴厚 | 97〜98mm |
塗装 | ウレタン |
表面 | 米杉単板 |
裏板 | ハカランダ |
横板 | ハカランダ |
ネック | マホガニー/エボニー芯 |
指板 | エボニー |
駒 | ハカランダ |
突板 | ハカランダ |
糸巻 | オリジナル、軸間は35mm |
付属品 | 輸送用ハードケース(ダメージや汚れあり)、空の弦袋 |
程度 | やや傷や汚れあり |
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