YAMAHA GC-30 1993年製 インドローズ総単板 良品Sold Out
楽器情報
YAMAHAは1966年、高級品の開発を目的にギター研究課が発足、1967年にはクラシックギター製作にあたりスペインの名工、エドアルド・フェレールを迎え、スペイン伝統の製法の技術指導を受けたとされています。1967年8月にYAMAHAGC-10、7、5、3が発売、現在にも受け継ぐGrand Concertシリーズです。1974年にカスタムモデルとして発売されたGC-30は、A・B・Cとそれぞれの方向性を持つモデルでした。時代と共に変容しますが、GC-30の型番は、YAMAHAにとって由緒正しき血脈のギターの型番となります。ラベルには当時、工場主任であった江崎秀行氏のサインがあります。国産品であり手工芸品の記載がありますが、当時は後進の技術指導を行っていた時代のギターです。
主特徴は低音の豊かさと甘い高音、音量も伴った密度ある音が印象的です。ネックの形状も手伝い弾きやすいギターです。30年程度経過したギターであり、経年劣化による弾き傷など僅かな傷はありますが、傷は極めて少なく年式を考えると綺麗な状況です。もちろん割れや修理歴ございません。バックやサイド、ネック、ヘッドには当時のシーラーの影響と思われる特有のびまん的な白濁があります。
トップはエゾ松単板、一見、傷に見えますが、ベアクローによる歪によるものです。年輪は緻密な個体です。ブリッジの剥がれはありません。多少の弾き傷、打ち傷、擦り傷はありますが、いずれも軽微な範囲であり、綺麗な状況と思います。黒々としたローズウッドの杢目ですが、びまん的に白濁を認めます。その他は材や塗装の割れもなく綺麗な状況です。内部の仕上げも丁寧な仕事が行われており、当時の手工芸品の質の高さが伺えます。ヘッドの突板やヘッド周りには、大きな目立つ傷はありません。指板には演奏に伴う凹みはありません。フレットの減りは中古ですので9割残とします。音の詰まりはありません。ネックは捻れはなく概ねストレート~ごく僅かに順反、クラッシクギターとしては最適な状況です。弦高は概ね標準的、サドルに出代がありますので、更に弦高を下げることは可能です。ペグはYAMAHAオリジナル、YTM-81です。
楽器名 | YAMAHA GC-30 |
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制作年 | 1993年 |
生産国 | 日本、浜松 |
弦長 | 650mm |
指幅 | 52~62mm |
胴厚 | 96~102mm |
塗装 | ポリウレタン |
表面 | エゾ松単板 |
裏板 | インドローズ |
横板 | インドローズ |
ネック | マホガニー |
指板 | エボニー |
駒 | インドローズ |
糸巻 | YAMAHAオリジナル、YTM-81、軸間35mm |
付属品 | 輸送用セミハードケース(傷等使用感あり)、空の弦袋 |
程度 | やや傷や汚れあり |
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